病院の調理師

【仕事内容】お客様となる病院や介護施設内厨房において、 朝昼晩の決まった献立・時間に合わせて患者様・ ご利用者様へお食事提供を行うお仕事です。 調理スタッフの方にはお食事の調理・配膳・ 食器洗浄・食材の仕込みなどのお仕事をお任せします。 【お食事の調理と食形態加工】 健康に配慮する制限がある中でも、栄養士がおいしさに こだわって作成した献立を調理します。一汁三菜を 基本とした献立が多いですが、患者様の病態に合わせて 調理し、食数表を見ながら食べやすい食形態に加工、 調理補助の皆様と一緒に盛付・トレイにセットしていきます。 【お食事の配膳】 出来上がったお料理は、「食札(しょくさつ)」と呼ばれる 患者様・ご利用者様一人ひとりに合わせたお食事内容の 指示内容を確認しながら盛付し、トレイにセットします。 ご利用者様へ配膳される前に食札の内容と相違が無いか、 最終的には社員の方がWチェックをします。 【翌日の仕込み】 調理以外の時間は翌日の仕込みを行います。 献立表を見ながら、野菜のカットや食材の下ごしらえをし、 翌日の朝昼晩に分けて用意します。マニュアルが準備 されていることと、ある程度はメニューがサイクルで回って きますので、一度行った作業は次に活かすことができます。 【病院給食の特徴】 病状に合わせて栄養価が計算された献立のため、創作料理や アレンジ料理など感性が必要な調理とは異なります。「創る」 というより、決められたメニューを効率的に「作る」仕事です。 「ちょっと味が薄いかも…」と味の濃さを調整することは禁物。 献立を守り安全性を保ちつつ、効率とクオリティを追求します。

◆調理業務の就業経験がある方