社会人1年目で結婚するメリットとデメリット｜早いと反対された時に考えること

新たな一歩を踏み出し、社会に飛び込んだあなた。そんな社会人1年目に結婚を考えることは、周りからの反対や疑問の声に直面することもあるでしょう。しかし、その決断には様々なメリットやデメリットが潜んでいます。今回は、社会人1年目で結婚をする際に考えるべきポイントを探りつつ、その利点とリスクについて深堀りしてみましょう。

社会人1年目で結婚するメリット

お互いの成長に寄り添うことができる

ご自身もしくは相手の方が社会人1年目であるということは、これからの人生やキャリアにおいて、挑戦や目標に向かい成長する時期でもあります。その時期を共有し、支えあうことで夫婦として深い絆をつくることができるでしょう。

経済的に協力できる

経済的な面でも、お互いに一人暮らしをするより家賃や水道光熱費など、さまざまなコストを省くことができます。そのため、暮らしに余裕が出るようになり、新たな楽しい計画が立てられるなどプライベートも充実します。

ライフプランを設計しやすい

早いうちから収入や支出をシェアし共同で家計を管理することで、住宅購入や出産など将来の計画や夢に向けて着実な準備ができます。昇進や出産などライフステージが変わるごとに支出の変動が出るため、早くから計画が立てられるのは大きなメリットでしょう。

コミュニケーションの向上

結婚はコミュニケーションを深める機会になります。社会人1年目からパートナーとの円滑なコミュニケーションを学び、協力し合うことで将来のさまざまな問題にも対処しやすくなるでしょう。また、早いうちから苦楽を共にすることで、嬉しさや楽しさが増えることでしょう。

社会人1年目で結婚するデメリット

経済的なプレッシャー

社会人1年目での結婚は、まだキャリアが安定していないことが多いため、経済的なプレッシャーがかかることがあります。収入の安定や生計の心配がある中で、家庭を支える責任を担うことは慎重な検討が必要でしょう。

キャリアや個人の目標が立てにくくなる

若いうちに結婚することで、お互いの成長に影響が出る可能性があります。仕事の方向性やキャリア、趣味、個人的な目標の追求が、結婚生活によって制約されてしまうかもしれません。

家庭と仕事の両立の難しさ

社会人1年目で結婚する場合、まだ不慣れな環境や仕事へ適応していかなければならない期間です。そのときに家庭を築くことも求められ、これが上手に両立ができない場合にはストレスや疲労となり蓄積されてしまうかもしれません。

一人の時間がなく、同僚などとコミュケーションが減る

会社の同僚や先輩、後輩との飲み会や週末に気軽に出かけたりできていたのが、結婚を機に簡単にできなくなります。同じく20代前半で独身の同期たちが自由な時間を楽しんでいる姿に疎外感を感じる瞬間もあるかもしれません。

周りの人からの理解が得られない

社会人１年目で結婚することは一部の人にとっては、まだ早すぎるなどと周囲の反対や理解の難しさが出る可能性もあります。本来結婚は喜ばしいことであるため、そういった意見が受け入れにくいかもしれませんが、説得や理解を求めて動く必要があります。

これらのデメリットも含め、社会人1年目での結婚は慎重に考えていかなければなりません。ときには、周りから早いと反対されることもあるでしょう。

続いては、なぜ早いと反対されるのか理由を見ていきましょう。

社会人1年目で結婚が早いと反対される理由

キャリアの安定がまだ確立されていない

社会人1年目ではまだ仕事に不慣れであったり、キャリアが確立されていなかったりします。そして、キャリアをある程度築いてから結婚したいと考える人もいるため、社会人1年目での結婚は早いと感じる人もいます。

経済的な不安

社会人1年目での結婚は、まだ安定した収入が得られていないため、経済的なプレッシャーがつきものです。結婚には安定した生活を築くための貯金も必要であり、これが不足すると将来的な不安材料につながりかねません。独り立ちし、家計を支えるための計画を立てられることが、社会人1年目での結婚において大切なステップとなります。

お互いのスキルや可能性を狭める懸念

若いうちに結婚することで、個々の成長や経験に影響が及ぶ可能性があります。例えば、結婚前には異なる地域や国での仕事や留学などに費やすことができます。また、独身時代は学びの機会が豊富であり、趣味や遊びに没頭する余裕があります。結婚前に築くべき経済的な自立や、異なる人々との交流を通じてさまざまな人間関係を築く機会が少なくなってしまいます。

社会人1年目の結婚が早いと反対された時に考えることは

率直なコミュニケーションで考えを話そう

周りからの反対の声には素直に耳を傾けましょう。そして、お互いの意見や懸念をオープンに話し合い、自分たちの気持ちや考えを丁寧に説明することで信頼関係を築くことが可能です。また、自分たちの結婚において、どのように将来を見据え、進んでいくのかビジョンや目標を具体的に話することができれば周りの方の理解も得やすくなるでしょう。

経済的な面も考えよう

新入社員の平均給料は月20万円ほどです。自分たちの経済状況を把握して収入や支出、貯蓄などを明確に確認して将来的な生活費や結婚式資金、急な出費に備えられるだけの貯えができるのか、もう一度考えてみましょう。

どのようなキャリアプランにしたいか考えよう

社会人１人目での結婚に懸念を抱くことで、キャリアを築きにくいのでは？といった点があげられます。キャリアを築くには、経験、スキルの習得、良好な人間関係をつくることが肝心です。キャリアは簡単につくれるものではないため、そういったことを築き上げてから結婚でも遅くないのではと周りは感じるのかもしれません。そのため、お互いのキャリアプランやライフプランを共有しましょう。

専門家に相談してみる

社会人1年目に結婚することに不安なことがあれば、結婚やキャリアに関する専門家と相談することも一つの手段です。プロのアドバイスや専門的なサポートを得ることで新たな発見があるかもしれませんし、自信をもって結婚生活に臨むことができるでしょう。

以下の専門家に相談してみるのもいいでしょう。

〇 ファイナンシャルプランナー

経済的な不安や計画に関するアドバイスを行うプロフェッショナル。将来の資産運用や生計のプランニングについて専門知識を提供してくれます。

〇 キャリアカウンセラー

職業やキャリアに関する専門知識を有するカウンセラー。キャリアの選択や可能性、職場での問題などの相談にのってくれます。

もし子供が社会人1年目で結婚したいと相談されたら……

もし自分の子供が社会人1年目で結婚を考えていると言ってきた場合、親としてはさまざまな感情や懸念が出てくることでしょう。そんなときには以下を参考に話し合いをしてみます。

話しやすい雰囲気作り

まず、子供とのコミュニケーションが大事になるためオープンで話しやすい雰囲気作りをし、子供の気持ちや考え、結婚に対する動機を聞くようにしましょう。

将来のビジョンはどうなっているか把握する

次に大事なことは、子供が結婚を考えている理由や将来のビジョンを聞き、今後の生活やライフプランをどのように考えているのか知ることです。将来のことや生計に関するプランを話しあうことで、親としての安心感が生まれるかもしれません。そして、親からの目線で結婚生活を送っていけるか判断することも大切です。

親の意見もきちんと提示し、子供の意見も尊重する

結婚にはさまざまなリスクとメリットが伴うため、親からもメリットデメリットを提示し、子供に考えてもうようにしましょう。そして、子供の意志を真摯に受け止め、共感をもって接することで良好なコミュニケーションと理解が生まれることでしょう。子供が結婚を決意した場合には、親としての経験や知識を共有し、子供をできる限りサポートできればいいですね。

社会人1年目で結婚？遠距離恋愛を乗り越えるには

遠距離恋愛は、会いたいと思ってもすぐに会えず寂しいと感じる方もいますよね。新社会人になるタイミングで離れ離れになるならば、結婚して一緒に住みたいと思う方も多いはずです。しかし、社会人1年目に結婚することは、リスクやメリットなど多角的に考えて検討し、簡単に結婚できるものではありません。そんな遠距離恋愛をどのように乗り越えればいいでしょうか。

遠距離恋愛を乗り越える方法

スケジュールを合わせて定期的にビデオ通話や電話、メッセージのやり取りする

遠距離恋愛のなかでコミュニケーションを欠かさずにとることはとても大切です。お互い予定を合わせて、連絡を取り合うことで信頼関係を築きましょう。

共通の目標を設定する

「貯金が〇〇貯まったら一緒に住む」「社会人3年目になったら結婚する」など、共通の目標を設定してみましょう。目標に向かっている間は大変で寂しさを感じるかもしれませんが、目標に到達できれば達成感を感じることができるでしょう。

プレゼントや手紙を贈る

物理的に離れているからこそ、プレゼントや手紙などを送ることが効果的です。サプライズで贈るのも相手に喜んでもらえることでしょう。

共通の趣味やオンラインゲームなどを楽しむ

お互い共通の趣味などを見つけることで、距離を感じにくくなります。例えば、同じ映画を見て感想を話しあったり、オンラインゲームを一緒に楽しむこともおすすめです。

相手のスケジュールを尊重する

遠距離関係ではお互いのスケジュールが異なることがよくあります。相手の都合を尊重し、無理なくコミュニケーションをとるように心がけましょう。

社会人1年目の結婚は「信頼と絆」が大切

社会人1年目での結婚は多くの挑戦が伴いますが、お互いの理解と協力、そして遠距離関係でも共有できる楽しい方法を見つけることで、素晴らしい結婚生活を築くことができます。大切なのは、コミュニケーションや思いやり、将来へのビジョンをしっかり話しあうこと。

また、周りの意見や専門家の助言などサポートを得るのもいいでしょう。信頼と絆を築きながら、新たな旅立ちに向けて歩み出しましょう。