『以下』『未満』正しく使えてる?意味と似た用語について
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数値や年齢などの条件を示すさまざまな場面で、『以下』『未満』という言葉が使われています。正確な意味が分からないと、間違った行動をしてしまう恐れがあるので、正しい意味や使い方などを見ていきましょう。
『以下』は基準点を含めた、それより下の範囲
『以下』は基準点よりも、数量や程度などが下である状態を意味します。
『20歳以下』であれば、20歳の人も含んで下の年齢のことです。18歳以上20歳以下なら、18歳・19歳・20歳の人のことを指します。後に述べる事柄を指して使うこともでき、こちらの場合は『後述』と言い換えても同じ意味です。
▼使い方の例
・平均点以下の人は、休日返上で補習を受ける決まりだ
・応募要項は以下をご覧ください
また、似ている言葉で『以内』があります。『〇〇以内』の〇〇を含む、内側の範囲のことを指します。
『未満』は基準点を含めず、その値に達しない範囲
『未』は『まだ〇〇しない』という意味があり、未満は、まだ満たない・足りないという意味です。基準点を含まず、その値に達しない状態のことを指します。『20歳未満』の場合、20歳の人は含まれません。
▼使い方の例
・年収250万円未満の人を対象に、新たなサービスを開発した
・高校生未満の子どもを対象に、医療費が助成される場合がある
その他の「範囲を表す言葉」をチェック!
●『まで』
『まで』は範囲を区切るときや、制限や限度を示すために使われる言葉です。『受付は25日まで』となっている場合、25日も含みます。
『5000円まで支払う』となっている場合、5000円を上限にするという意味です。また、『駅まで歩く』と表現したときは、駅にたどり着くまで歩くというニュアンスになります。
●『以降』
『以降』は、基準となる地点や時期を含めて、後ろであることを示したいときに使える表現です。例えば、15時以降の場合は、15時より後と言い換えられます。
時間や日付だけでなく、出来事を基準にして使うことも可能です。ビジネスシーンでは多く使われる表現なので、意味や使い方をしっかりと覚えておきましょう。