面接での志望動機の答え方と回答例!NG例もご紹介

就職活動や転職活動において、志望動機は聞かれるケースがほとんどです。志望動機は、なぜその会社で働きたいのか、どれだけその職務に情熱を持っているのかを示すものであり、面接官に熱意を伝えるものでもある重要なもの。志望動機が面接の結果を左右するといっても過言ではありません。この記事では、面接での志望動機の答え方と回答例、NG例について解説します。

志望動機の作り方

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志望動機を効果的に作るためには、以下の基本的な要素に焦点を当てることが重要です。

自己分析

自己分析は、志望動機を考える上での最初のステップです。自分自身を深く理解することは、なぜ仕事や企業に興味を持つのかを説明するのに役立ちます。以下の点について分析を行いましょう。

  • 強みと弱み
  • 自分の興味
  • キャリアでの目標
  • スキル

まず、自分の強みと弱みを分析しましょう。自分が何が得意で、何が苦手であるかについて考えることで、何を活かして働きたいかについて考えることできます。また、自分が興味を持っている事業や領域を明確化することにより、それに近い職種を選ぶことが可能です。自身のキャリアゴールや目標を明確にすることで、自分のキャリアを逆算し、自身の目標に向けた企業選びをすることができます。

自分の持っているスキルについて分析し自分の持っているスキルがどのように活用できるか考えたり、どの分野で成功を収めることができるかなどを考えたりすることで、自分のやりたいことが明確になります。

企業研究

志望動機を作る際には、志望する企業について詳細に調べる必要があります。企業の文化、価値観、業績、目標などを把握しましょう。この情報を志望動機に結びつけることで、面接官に自分の興味や熱意をアピールすることができます。特に以下の点を調査するようにしましょう。

  • 企業の特徴
  • 企業文化・価値観
  • 業績

企業の歴史、業界内での位置づけ、主要な製品やサービスについての知識を深めましょう。また、競合企業を調べ、競合企業と志望する企業の違う部分について考えることで、業界への理解度や、製品やサービスの知識を深めることができます。また、企業の文化について調べることも大切です。重要なのは、自分が企業の文化に合わせるのではなく、企業の文化が自分に合っているかどうかを考えることです。自分の価値観と企業の文化・価値観が合っていない場合は、違う企業を探す勇気も必要です。

志望動機の作成

自己分析の結果と企業研究の情報を活用して、志望動機を作成しましょう。自己分析の結果と、企業の情報を結び付けることで、より説得力のある内容となります。以下の点を志望動機に入れることができると、より良いものとなります。

  • 具体的なエピソード
  • 熱意と興味

自分の経験やスキルを、企業が求める人材や事業内容と具体的に関連付けることが大切です。自分のエピソードや体験を交えることで、熱意や興味を持つに至ったきっかけを伝えることができ、より説得力が増したものになります。

基本的な要素を押さえ、志望動機を書くことで、自分自身を深く理解し、企業に対する情熱を伝えることができ、面接官に強い印象を残すことができます。

志望動機の回答例

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自分の価値観を大事にしたい場合

「私は、上下関係が強くなく、風通しの良い文化を持つ企業で働きたいと考えています。この点で、御社が私の価値観と合致していると感じています。

以前の経験から、誰でもアイデアを出し、それを検討、実行することで、成長とチームの成功に繋がると考えています。御社のホームページに掲載されている社員インタビューなどから、従業員の声を重要視し、オープンな文化を持っていると私は感じました。

また、風通しの良い職場環境は、新しいアイデアやイノベーションを生み出し、長期的な成功に繋がると考えています。私は、このような環境で働きたいと思っており、御社での経験を通じて、自己成長と御社の発展に貢献できるとと考えています。」

自分のスキルを活かした仕事に就きたい場合

「私は、自分のプログラミングスキルを活かし、成長できる環境で働くことを強く望んでいます。その点で、御社が私の志向にぴったりの場所だと考えています。

プログラミングとソフトウェア開発に情熱を持っており、これまでの経験で幅広いプログラミング言語を学んできました。しかし、私の真の魅力は、それらのスキルを用いて問題を解決し、価値あるソフトウェアを生み出すことにあります。

貴社は、技術の先端を行くプロジェクトに取り組み、新しいアイデアとイノベーションを推進する文化を持っていると聞いています。この点で、私は御社での事業に非常に興味があります。私は今まで培ってきたスキルを活用して、御社の製品の品質向上に貢献したいと考えています。

また、貴社のプログラム開発プロジェクトが多様であり、異なる技術を学びながら成長できる環境が整っていることにも魅力を感じています。私は貴社での経験を通じて、自身のスキルを更に高めることができると考えています。」

以上のように、自分の大事にしたい価値観と、企業の情報や自分のエピソードを結び合わせて志望動機を考えることによって、より自分の熱意や興味を伝えることができる志望動機を作成することができます。

志望動機のNG例

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他社の情報を間違えて使用

間違えた情報を面接で話してしまうことで、信頼を失ってしまいます。面接前に企業の情報を正確に確認しましょう。

金銭的な理由

給与を志望動機の主要な理由とする回答は、企業に対する真の興味や熱意を欠いているように受け取られます。志望動機は、仕事への情熱や興味に焦点を当てるようにしましょう。

自己中心的な表現

「私はこの職に就くことで、自分の経歴を充実させたいです。」といったような、自己中心的な志望動機は避けましょう。志望動機は、企業に対する貢献やチーム協力について述べるようにしましょう。

ネガティブな要素の強調

「前の職場では上司との対立が多かったので」といったような、過去のネガティブな経験を強調することは、好印象を与えません。志望動機は、ポジティブな要素に焦点を当て、前向きな姿勢を示すようにしましょう。

熱意のこもった志望動機で面接を成功させよう!

志望動機を考えることは、あなたのキャリアにおける成功への第一歩です。自己分析を行い、企業研究を怠らず、具体的な志望動機を作成することで、面接での印象を大きく向上させることができます。綿密な志望動機を作成し、面接を成功させましょう。

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